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ご馳走大合奏 Vol.4: お座敷天麩羅
みふるさんからのお誘いメールはいつも突然であります。そしてその内容はいつも「びっくり&嬉しい」でてんこ盛りと相場が決まっております。もちろん今回のメールも女神からのお告げのような内容でございました。
「浜町に元祖お座敷天麩羅の店を偶然見つけたんだけど、かっきーいかない?あっ、今半の時一緒にいったあかねさん(女優)も誘っといたから。どう?」
・・・・・・・。どう?って、どうもこうもないわけであります。なんですかそのお座敷天麩羅ってのは?カウンターで直天麩羅はわかりますが、なんとま〜お座敷でとは!そんなもの、行かないわけがないのであります。仕事の締め切りに追っかけられているにもかかわらず、「もちろん、いきます!」と即レスをし、花長のサイトを見ながら相当長い時間お座敷天麩羅妄想にふけってしまいました。しばらくして正気に戻り、クライアント様に締め切りを延ばして欲しいと連絡を入れたことは言うまでもありません(でも理由が天麩羅のことを考えていたからだとはとても言えませんでしたが・・・)。
元祖お座敷天麩羅花長
営業時間:11:30〜14:00
17:00〜21:00
中央区日本橋浜町2-17-8 花長ビル10F
TEL 03-3666-6271



さてさて当日。待ち合わせの浜町駅で落ち合い、いざ花長へと出陣です。明治20年創業の老舗と聞いていた僕の予想に反して、お店はビルの10階にありました。そして、その近代的なビルの10階に、「温泉へいこう!」で使われるセットの様な廊下が。すでにやばいです。ビルの10階(しかも自社ビル!)にこんなもの作っちゃう天麩羅屋はやばいです。必ずや極ウマであろうお座敷天麩羅への欲望が一気に膨れ上がってゆきました。

「こちらでございます。」
まずお店の方が案内してくれたのは6畳ほどの小さな和室。一つしかない揚場は別の場所にあり、お客はここで順番を待つわけなんですね〜。この演出が心憎い!花茶なんか出されて、正直、結構待たされるわけですよ。でも逆にそれが期待と食欲を増幅させちゃうわけなんですね〜。もちろん、お通しとかこっちに持ってきてもらって、一杯やることも可能ですが、今回はそんな野暮なこたぁ〜いたしません。直揚げ天麩羅を心から堪能すべく、「遅いな〜。まだかな〜。」と焦らされながら声がかかるのをまっておりました(その間、お部屋の押し入れを勝手にあけて暇つぶし。たくさんの著名人によるサインが無造作に積んでありました。さすが、花長!)。20分ぐらいガマンしていたでしょうか、待ちに待った僕らの順番がやっとこさきました。揚場に移動して、すぐにはじめていただきましょうかね〜!

別室の揚場って、こんななってます。なるほど〜、お座敷天麩羅とは半円上の掘りごたつの前で、オヤジさんが揚げてくれたのを直でやっつけることができる、素晴らしいシステムなのですな〜。飲み物にはビールを頼み、はいはい、早く揚げていってくださいまし。

まずは定番のエビですよ。天麩羅で一番ポピュラーなタネから入るってことは、それだけ自信がないとできませんよね。「ウチの天麩羅はこのレベルですので」的な挨拶みたいで、こちらもちょっと気持ちを入れ、天ツユ、塩など何も付けずに一口目を運びます。・・・・・・。だはははははは、うめ〜!なにこれ、すっごいぞ!!わかりました。オヤジさんの心意気は伝わりましたよ、うんうん。よし、今日のお座敷天麩羅、気合をいれて楽しませていただきますよ〜。

私、しばし食べることに没頭してしまいました。キス、ホタテ、銀杏・・・。食べることに夢中になっていて、全然写真撮れてません。だってやっぱり揚げたてをすぐにやっつけたいではないですか。気づいた時には半分以上が口の中だったりして、「いいやいいや、次の撮れば」と言い訳しつつ手も口も止まらないのです。 みふるさんに、「かっきー写真撮ってあげるよ」と言われていい加減正気を取り戻したような始末でありました。でもしょうがないのよ。美味しいんだもん。今自分で自分の写真見て、こんな顔して食べてたのかとびっくりですよ。おい、嬉しそうだな〜、写真の中のおまえ〜!(なんか腹たってきて、お腹も空いてきた〜)

で、ですよ、とうとうグウの音も出ないやつが登場してしまうのであります。そう、写真をご覧いただければ一目瞭然。それは麗しのお松茸様なのでございます。僕、松茸なんて別に無理して食べるもんじゃないと思っておりました。値段が高いとか希少価値ってだけで、そんな目くじら立てるほどのモンじゃないっしょ!なんて考えておりました。ぐぁ!!ごめんなさい。それは大きな間違いでありました。お松茸様の天麩羅はチャンピオンです。なんだろ、この香り&食感。思わず笑っちゃう美味しさってありますが、これです。チャンピオンです。何度でも言います。チャンピオンなのです!ああ、食べた後口の中に香りがね、残ってるの。何か話そうと口を開くとその香りがちょっとづつ消えていって。もったいない〜。ちなみにこのお松茸様は岩手直送純国産でございます。おほほほほ、どうしても食べたくて、おかわりしちまった〜。お松茸様、まるまる一本ご馳走様でした〜!

  その後も、穴子、スミイカ、ナスにエビがドンドコ出まして、これでもかというぐらいお腹一杯になっていきました。でもね、これだけ揚物食べても全然気持ち悪くならないの。あくまでも軽やかな天麩羅なんですよね〜。うんまい!

さあさあ、スーパーハイテンションのお座敷天麩羅ツアーもあっという間に終わりへと近づいてまいりました。最後にハマグリのお味噌汁と天茶で閉めといたしましょうかね、うんうん。
だるくなった舌に、このすっきりとした汁物は嬉しいかったな〜。またもう一回初めから揚げてもらっても、僕はいけたと思います、冗談ぬきで。そのくらい美味しかったし感動したもんね。
そんなこんなでお椀をすすり一息ついているうちに、オヤジさんは一言挨拶をすると仕事を終えて帰ってしまいました。揚場がクルっと半回転し、今までオヤジさんがいた場所には、ご覧の通り盆栽が。「これなんかおかしい!」とみふるさんはオオウケしておりました、はい。


ウオッシャー!最後の天茶ですね〜。掻き揚げを突き崩し、塩を好みでパラリとふって、ズルズルズルっとかきこみましょう!ああ、もうなんもいらんです。うまいな〜、天茶。実はね、これ掻き揚げ2個目なんです。1個目に揚げてもらったやつは、天茶用だって知らずに僕さっさと食べちゃってまして、おやじさんに「あの、それ天茶用なんですが・・・」と注意されてしまいました。じゃあってことで、おかわりでもう1個頼んじゃったっていうわけなんですね〜。
ふふふ、ちなみにみふるさんもあかねさんも僕と同じだけ食べてるぞ〜。やっぱりホントに美味しいものだと、食べられちゃうんですよね。あとこれ、オヤジさんがいなくなったあとの揚場の写真です。この椅子に座りたくても座れない人がきっとたくさんいるんですよね。思わず座っちゃおうかな〜とも思いましたが、なんとなく神聖な作業場を汚してしまうようで控えてしまいました。

この後また個室に戻って、メロンとブドウのワイン漬けをデザートにいただきフィニッシュとなりました。本気でお腹一杯。もうなんもいらん。幸せだったな〜。3人で、「ここが温泉だったら、散歩いってお風呂入って寝たいね〜」と話しておりました。
美味しいてんぷらを揚げてくださったオヤジさん、行き届いたサービスを提供してくれたお店の方達、いつも美味しいモノを一緒に食べてくれるみふるさん&あかねさん、そして美味しい食材達にも、ありがとう!こういうことがあるから、生きててよかった〜って思うのよね。食材たちの分も、明日からもがんばって生きなきゃ、うんうん。
今回のツアーも最高でした。また近いうちに企画しましょうね、みふるさん、あかねさん!といったところで、今回のルポを終わりま〜す。
かっきー家の風景
■ご馳走大合奏
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 Vol.26:恵比寿の隠れ家
 Vol.25:西麻布絶品パスタ
 Vol.24:人形町老舗寿司屋
 Vol.23:赤坂透明な牛肉様
 Vol.22:南青山独り懐石
 Vol.21:新富町穴場フレンチ
 Vol.20:白金小粋フレンチ
 Vol.19:プルプルもつ鍋屋
 Vol.18:おやっさんの寿司
 Vol.17:カウンターフレンチ
 Vol.16:1人ふぐフルコース
 Vol.15:極楽天ぷらランチ
 Vol.14:山猫フレンチ
 Vol.13:明治創業すき焼屋
 Vol.12:2ツ星スペイン料理
 Vol.11:ビル36階の中華屋
 Vol.10:世界牡蠣めぐり
 Vol.9:天空懐石ツアー
 Vol.8:吉原大門前桜肉
 Vol.7:新春トラフグ三昧
 Vol.6:年の瀬牛祭り
 Vol.5:X'mas French
 Vol.4:お座敷天麩羅
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 Vol.2:ぐりぐりモロッコ
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