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ご馳走大合奏 Vol.7: 新春トラフグ三昧withウマウマお鮨
吉報とは常にさりげなく突然であります。
サイト管理の件で石原先生へ出したメールの返事にあった、「用賀の寿司屋でフグを食べようと思うんだけど、かっきーのスケジュールはどうだろう?」という一文は、最後の方に、急いでたら読み飛ばしちゃうんじゃないかと思われるほど慎ましく添えてありました。あのね、フグなんてものを食べる時はもっとガツンガツンに気合を入れて臨むものですよ。こんな、「それからさ〜」って感じで誘っちゃうものではございません。でもそれができちゃうのが石原先生なんだよな〜、きっと。すっごいです、マジで。言うまでもございませんが、「はい!」とメールで即答し、フグへの高ぶる欲情を当日までどうやって押さえつけたものかと小一時間ほど本気で悩んでしまいました。
すし処 井乃上
営業時間:17:00〜22:00
世田谷区用賀2-14-4
TEL:03-3707-5585
さて、当日。待ち合わせ時間を知らせるメールにはこれまたさりげなく、「今日のフグは天然のトラフグだそうです」と書いてありました。天然のトラフグ様。恥ずかしながら、私かっきー、天然のトラフグ様へのお目通りは初めてでございます。渋谷から用賀に向かう電車の中でずーっとニヤニヤしていた男を見かけた方いらしたら、それは間違いなく僕ですね。自分でも異常じゃないかと思う程ハイで、突然吹き出したりしてました。お昼ご飯もちょっとにしておいたし、さあ〜食べるぞ〜。

まずはお通しです。「みかわ」というフグの皮と身の間にある部分を湯通ししたものを明太子で和えた一品。うおっ、これうんまい!適度なシャキシャキとした弾力と旨みの濃さがこれからのコースのレベルの高さを物語っております。どうするよ〜、お通しでこれだぞ。(ちなみに「みかわ」を剥がないと、フグのお刺身は引けないんだそうです)

間髪いれずにでてきたのは刺しですね。フグの身は“切る”ものではなく、“引く”ものです。フグの身はとても弾力があるので、あまり厚くすると食べづらい。だから、お皿の模様が透けるほど薄く“引く”わけですね(包丁のことも“フグ引き”って言います)。でも、一枚一枚をしっかり味わうようにと、今日の刺しはちょっと厚めに引いてありました。これもいいな〜。アサツキとモミジオロシをくるっと巻いてポン酢でいただきました。だめだ〜、無言で食べつづけてしまう〜!!!

ドッカ〜ン!!もう〜いいでしょう、敢えてこの2つは一気に紹介です。左のがフグの唐揚げ。そして右のは焼き白子であります。あは、あはは、あははははははは!!!先生、始終無言でホントすいませんでした。でもね、どうやっても止まらないのよ、手と口が。 僕、フグの唐揚げがすごいという噂は高校生の頃から聞き続けておりました。でもここまですごいとはな〜。想像を絶するってこういうことなんですね。揚げ物としてはこの間の「松茸の天麩羅」もかなりの勢いで他をブッちぎっておりましたが、こいつは余裕で追いついて肩を並べます。骨の周りのお肉をズルズル、チュパチュパとしゃぶっているとね〜、卑猥な音に誘われるように変なスイッチ入るんだよな〜。
で、顔が恍惚感でデレ〜っとなったところに出てきたのが、焼き白子ですよ、ええ。断言します。これは死ぬまでに絶対1回は食べた方がいい食べ物です。香ばしく焦げた皮。その皮を歯の圧力でプチッと優しく押し破ると、中から熱々トロ〜の白子が溢れ出すのね。そのトロトロの美味さといったら、「トラフグ様、お好きになさってくださいまし」と言いたくなる味です。ああ、舌にある味蕾(みらい)全部を覆って絡み付いて、散々刺激した後ゆっくりと消えていくのですね、あなた様は。生の白子もうんまいですが、焼き白子、ぜひぜひ機会があったら試してください。ぶっ飛びます。

とてもとても信じられないですが、ここまでは前菜です。プレリュードです。この後の鍋、雑炊が今日のメインでございました。 また鍋がうんまい!基本やっぱり手掴みで骨の周りのお肉に吸い付いて食べるのがいいんだよな〜。上品だけど複雑なフグの出汁でサッと煮た野菜もうまうまでした。そんでもって雑炊ね。深い。あくまでも深く、繊細な味わい。これ魚の出汁とは思えないですね。こんなに旨みが濃いのに、脂が一切浮いてないのが不思議だし。そんでもって猛毒もってるフグってなんなんでしょう(笑)。

そして、これでもかとお腹いっぱいになりつつも、ずうずうしく最後にお寿司をおねだりしてしまった僕です。その時「何でも頼め頼め」と笑う先生には後光が射していました、本気で(笑)。中トロ、イクラ、ブリとウニ。ふふぅ、なんて幸せなんだろう。ああ、美味しかった。

帰りにはお土産に太巻きまで頂いてしまいました。これはウチに帰ってから奥さんと子ども達とみんなで美味しく食べましたよ〜。次に井乃上さんに行く時は、家族でトラフグ様を食べたいな。
先生、本当に本当にご馳走さまでした!全然会話もせずに、食べつづけてしまってごめんなさい。これからもサイト管理ばっちりやっていきますので、よろしくお願いいたします!!
かっきー家の風景
■ご馳走大合奏
 Vol.27:神楽坂ブラッスリ
 Vol.26:恵比寿の隠れ家
 Vol.25:西麻布絶品パスタ
 Vol.24:人形町老舗寿司屋
 Vol.23:赤坂透明な牛肉様
 Vol.22:南青山独り懐石
 Vol.21:新富町穴場フレンチ
 Vol.20:白金小粋フレンチ
 Vol.19:プルプルもつ鍋屋
 Vol.18:おやっさんの寿司
 Vol.17:カウンターフレンチ
 Vol.16:1人ふぐフルコース
 Vol.15:極楽天ぷらランチ
 Vol.14:山猫フレンチ
 Vol.13:明治創業すき焼屋
 Vol.12:2ツ星スペイン料理
 Vol.11:ビル36階の中華屋
 Vol.10:世界牡蠣めぐり
 Vol.9:天空懐石ツアー
 Vol.8:吉原大門前桜肉
 Vol.7:新春トラフグ三昧
 Vol.6:年の瀬牛祭り
 Vol.5:X'mas French
 Vol.4:お座敷天麩羅
 Vol.3:Birthday French
 Vol.2:ぐりぐりモロッコ
 Vol.1:個室でスキヤキ
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